主にLambretta（ランブレッタ）が展示されているスクーター博物館は、イタリア人のVittorio Tessera（ヴィットリオ・テセラ）の絶え間ない努力によって設立されました。Vittorioはスクーター、特にLambrettaのスクーターに、一生を捧げた人です。

イノチェンティ家

Vittorioは18歳の時に、イタリアで最初のLambrettaのサービスショップを開き、お客様の必要なパーツを届けるために全国を回りました。

80年代には、Vittorioはスクーター博物館を設立することで自分のサービスショップを拡張することを決めました。そのためVittorioは、1985年にLambrettaの創設者であるInnocenti（イノチェンティ）家に接近しました。Innocenti家はVittorioの熱意をみて納得し、まれなビデオや宣伝用の資料を含むLambrettaの公文書及び非常に希少ないくつかのLambrettaのスクーターを博物館に提示するためにVittorioに提供しました。Innocenti家がLambrettaの心と魂をVittorioに委ねたと言えるでしょう。

リビングルームから博物館へ

これまでの経緯は、Vittorioが自宅で開始した博物館の始まりです。数年後、Vittorioは博物館をある教室に移す機会が与えられました。そして何年も後に、2006年にRodano（ロダーノ）共同体は、ミラノに非常に近い位置に、さらに広いスペースを10年間Vittorioに提供しました。それは博物館の現在の位置でもあります。その代わりVittorioは、Rodano（Milano）の子供たちのために近隣の遊び場を管理しています。